公共職業訓練でWebデザイナーになる!まさかの折り返し地点(6週間)

公共職業訓練は折り返し地点 はたらく

はじめに

わたしは現在、公共職業訓練の「Webデザイナー養成講座」を受講中だ。最初の1ヶ月が終わり書こうと思っていたブログだが、あれよあれよという間に時間が過ぎ、ついに折り返し地点の6週間が終了してしまった。何を学んだのか、どんな課題が出て、どんなレベルに達しているのかを諸々記していく。最近手に取った書籍や、耳にしたポッドキャストもご紹介していこう。

授業と制作実習

1コマ45分の授業が毎日大体6コマ、オンライン授業で行われている。6週間経過すると、「HTML」「CSS」「Photoshop」に加え、XDとDreamweaverの操作が学び終わる。それとほぼ同じタイミングで、サイト制作の実習に入る。制作期間は1ヶ月程度で、最低3ページあればOKという条件だ。またサイト制作は、授業時間でおこなうのではなく、自分の時間で進めることになる。

HTMLやPhotoshopなどのソフト操作以外に、デザイン、Webマーケティング、個人事業主になる際などに生かせるビジネスプランニングの授業もあり、日によっては通学となる。授業名に「概論」と付いているので仕方ないが、一般的な内容に留まっているなというのが個人的な感想だ。その中だと、SNSでインフルエンサーを活用したマーケティングについては、わたしにとってはあまり深くない分野なので、学びがあった。

こんな感じで、Web制作をはじめそれらを取り巻く諸々をプロから学んでいる。学校によっては、もっと制作に特化しているカリキュラムもあるだろうが、わたしに取っては総合的に学べる方が合っているのではとも感じている。

制作実習の課題

制作実習は、まずはシンプルなデザインで、最低3ページを制作することが条件になっている。先ほども述べたとおり1ヶ月で完成させるスケジュールで、意外と時間がない。3月下旬にデザイン概論を学んだ後、1週間後に最初に制作するサイトのワイヤーフレームを手書き、もしくはXDで提出する期限が来る。
突然の上から目線だが、この期限を過ぎてしまう人は誰一人もいなかったので、このクラスは優秀だなと思った。

できる限りデザインはシンプルなものがいいよ、ということだったので、わたしは架空の運送会社のサービス紹介と採用情報が掲載されたサイトを作成することにした。これなら、デザインをそこまで華美にしなくても違和感なく作れそうだからだ。採用ページを入れたのは、前職の採用広告を扱っていた経験が生かせそうだからだった。

ワイヤーフレームをXDで制作している時は、「最低条件の3ページなんてちょろい!」と思い、調子に乗ってお問い合わせフォームもつけ4ページにした。しかしこれが、トップページのindex.htmlとそのCSSが完成した今、とても後悔している。

道のりは非常に長い…

先生の話を聞いて理解するのと、自分でその知識を使ってアウトプットすることが、桁違いなことを痛感する。わたしは、何も纏っていない裸一貫の初心者なのだと、ぶるぶる身震いがした。

進路や就活について

現実を知る

受講をはじめて1ヶ月は、この学校を卒業したら、クラウドソーシングで少しずつ仕事を受けていこう!なんて思っていた。
そう。その考えはすでに過去形になっている。

なぜならば、実際にWeb制作会社でディレクターとして働いている方の講義で、現場の生々しい話を聞いたからだ。Web制作の仕事は、「営業活動」の段階が非常に大変であることや、Webデザイナーやエンジニアのフリーランスは多く、スキルは玉石混合。3ヶ月勉強しただけのわたしが、その中に飛び込んだとしたら、必ずや有象未曾有の石の衆の1人にしかならないということが、容易に想像できた。落胆はしなかった。とても当たり前のことだったから。
逆に、度がすぎるほど楽観的な定規で世の中を推測していた事に気がついてよかった。

どうこれからを描くか

これを機に、契約や派遣の雇用形態でも、制作現場での経験を積めるような会社にうまく入り込めないか、といった現実的な選択肢も視野に入ってきた。ただ、初心者扱いになるので給与は今までの半分となる。そこまで振り切って飛び込みたいか?は、まだ決断できていない。

制作の第一線に入る以外に、Webディレクションという職業もある。これまでの営業やカスタマーサクセスの顧客とコミュニケーションを取ってきた経験が生かせるのもこちらだろう。そしてそちらの方が給料も良いらしい。キャリアコンサルの人に相談すると、「お客さんとのコミュニケーションが発生する仕事の方が、お金は高いんですよ」と、要約するとそんなようなことを言っていた。

わたしは、今まで営業は、手に職をつけると言われる資格職や技術職よりも、資格など明確な基準もなく、誰でもできるような仕事だと思っていた。だからこそ、Webデザイナーになって、手に職を得たいという動機もあったのだが、ディレクターの給料が高いというのを聞いて、営業といった系統の仕事が価値が低いものではない、というのを知った。そして、これまでそういう仕事に就く中で、一定の成果を上げられていたという過去が、この瞬間に自信になった。

まだ適正の見極め含めて、検討中だ。ゴールデンウィーク中には、求人を調べてみたり、実際に働く人からの話を聞いたりして、具体的に考えないといけない。(もし、未経験からWebデザイナーの領域に挑戦し、継続している方がいれば、ぜひお話をお伺いしたい!)

課題たくさん、でも目の前の制作物はやり切りたい

未来へのモヤモヤする心配は消えないが、今やるべき課題はちゃんと取り組み、どんどん質問ができる今の環境を大いに活用したい。そう、サイト制作を5月までに3つはやり切りたい。

実際に手を動かしてみると、足りないものに気が付く。一つは、聞いたことあるタグやプロパティなのに、詳細がわからない!と焦ってしまう。まだ身になっていないのだ。「重要なポイントだ」ということは記憶しているので確認しようと、教科書やまとめたノートを開くのだが、ページを探すまでに時間がかかる。これも良くないのだが、せっかちな性格なので、教科書で該当ページが探せないと、諦めて我流で解決しようとするので、時間もかかる。パッと単語で引ける辞書的なものが必要な気がした。

二つ目は、学びから実践というのを繰り返していたるが、現時点では、それは点での学びに留まっている。ただ実践の場は、あらゆる点を線、そして面にしてこそ完成する。そういった、面になるまで流れや複数のものが絡むような場面が分かっていないことに気が付く。

そのほかには、単にデザインの引き出しがない。種類も、仕様も、イメージもそう。これは、普段から意識して、そういう視点で観察していくしかない。

最近参考にしているもの

上記で挙げた悩みだが、これはやっと実践フェーズに入ってきて、自分のレベルとそれに対する必要なものが具体的になったという、記念すべきスタート地点だ。いろんなものにヘルプを出して、基礎体力作りをしていきたい。

デザインやコーディングの流れを知る

流れを知るには、文章より動画の方が鮮明にイメージできるのではないかと検索したのは、こちらの2つのチャンネル。amity_senseiさんは、iPadのイラスト作成の動画で何度も視聴していて、HIRO CODEさんは今回初めて知った。プロはこんな流れで進めていくのか、を垣間見れる。

 

デザインの超基本はYOHAKU

何がなんでも「余白」が重要と言われたので、図書館で借りてみた。グラフィックデザインが多いが、「ぼんやりした普通のデザイン」と、「おしゃれでいい感じなデザイン」の何が違うかが比較して見れる。貸し出し延長決定。

キャリアは隣の人に相談するように

まだ聞き出したばかりだが、ポッドキャストで見つけたのは、Webクリエイターボックスというサイト運営や書籍を書いているManaさんの番組。

聴いた回は、スクールを卒業して、フリーランスで活動して1年になる方のインタビューだった。卒業してどんなことに困った、フリーランスになった後の仕事を見つけ方が参考になった。Manaさんの声が、アナウンサーのように透き通っていて、声色は優しく、癒しにもなる。今後、散歩中の耳のお供にしていこうと思う。

ManaのWebクリエイターカフェ
 →聞いたのはこの回「#011 未経験からWebデザイナーでフリーランスになれた理由〜駆け出しWebデザイナーはできることから仕事に!学ぶことを楽しもう〜」

わからなかったらすぐ引くJISHO

ノートを開いても書いてないなら、辞書を買えばいいじゃないと18世紀のフランスの王族が言っていた気がするので、コードを網羅した辞書を購入。本屋さんで同じコーナーにあった、コーディングの練習本も一緒に購入した。自分で0から作るのもいいが、今はいいお手本を真似ることが学びの近道である。

できるポケット Web制作必携 HTML&CSS全事典 改訂3版

 

 

 

わたしは竹原ピストルさんの「一等賞」という歌が好きだ。その歌詞には、

『 人が見たことがない走り方は   自分が見たことある走り方が生み出すのさ 』

ルーツにのっとって ルーツ”を” のっとって一等賞

並ぶために並んでるわけじゃない 並びをぶっちぎるために まず並んでるのさ

ルールにのっとって   ルールをのっとって一等賞

とある。もともとテーマとして競馬を意識した曲らしいのだが、人間にも当てはまるとっても力強いメッセージだ。不器用で、コツコツしかできない自分がダサいのではないか?と落ち込むたびに、勇気をもらってきた歌だ。

Webデザインもきっとこの精神でやっていけば、道が切り拓けると思って、たとえ小股であっても歩みを止めないでいきたい。

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