ハローワーク「職業訓練校」で、Web デザイナーを目指すのはアリ?ナシ?(受講を終えて)

3ヶ月でWebデザイナーになれるのか? リスキリング・公共職業訓練

職業訓練校での3ヶ月終えて

3月から「Web デザイナー」を目指し、開始した職業訓練校が、5月末で修了した。2ヶ月目までは、通ってみてのレポートを書いていたのだが、3ヶ月目からは書く余裕がなかった。余裕がないと言うか、「もっと他にやるべきことがあるだろう」とリトルミズキが囁いてきたので、それに従った。「他にやるべき」というのは、課題制作やポートフォリオの制作である。それらに集中して走りきった最終月だった。

さて今回のページでは、「職業訓練」ってぶっちゃけどうなの?と思っている方に対する、アンサーになればと思い、私の経験や感じたことをまとめて行こうと思う。

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学ぶ期間は、3ヶ月で充分か?

これは人ぞれぞれかもしれないが、正直なところ「3ヶ月間では、現場に行っても困らないレベルは身につかない」と思った。ただ、基礎を学ぶにはこれくらいの時間が適切で、あとは自分の引き出しを広げたり、いろんなパターンを経験をするための「実践」が必要な時間になってくるのだと思う。

例えるならば、教科書を2〜3周読み返すよりも、過去問解こうぜ。テストの本番を受けようぜ。という感じ。

私の受講したコースは、HTML、CSS、Photoshop、Illustratorがメインで、jQueryやDreamweaver、Wordpressなどをおまけ的に教えてもらった。それ以外にも、デザイン、マーケティング、コピーライティングなどビジネス系の授業や、自己分析や面接ロープレなど対就活関連の授業などさまざまだった。

バリエーションが多くて飽きることはなかったが、何しろ知識0だったので、覚えるのが大変だった。Photoshopが終わったと思うとIllustratorが始まり、Photoshopを忘れた頃にバナー作成の実習があったりして。「習ったのに忘れてしまった」という自分に愕然することも多かった。言い訳じゃないが、こういう落ち込みや悔しさによって学ぶ意欲が促進されたので、良しとする。

修了者の皆さんは口を揃えて「3ヶ月では足りない」と言っていたが、デザインの世界は奥が深いし、何よりも学習意欲が高いクラスだったので、「もっと学びたい」というのが根底にあっての意見なのではと感じる。

もちろん、修了日翌日からWebディレクターのアシスタントとして就職が決まった人もいるので、訓練校での学びが足りないものでは決してないと思う。

受講すべきか?と悩んでいる方には

ここまで読んできて、3ヶ月で習得できない(就職できない)のではあれば、受講しないほうがいいのでは?と思ったかもしれない。

もし、3ヶ月前の自分がこう悩んでいたらどう回答するか。それは、「受講はおすすめ」だ。

まず、純粋に学ぶ楽しさを感じられる。これは、社会人生活が長ければ長いほど渇望しているものではないだろうか。できなかったことができるようになる喜び、今まで暗号だったものが解読できて世界が広がる感じ。今まで手に取らなかった本に興味が湧く自分の変化など。

2つ目は、独学では理解の速さや深さ、集中力に限界がある。なので強制的にカリキュラムに乗っかることでそれは解決できる。同じクラスの人も、「数ヶ月前から独学で進めてきた範囲がたった5日で終わってしまった」と言っていた。それくらい、スピードが違うということだ。また、このように準備してきた人と、特に事前勉強もなく来た人両方がいたが、どちらも最終的にはWeb サイトは作れるようになるし、前者の人が余裕すぎてハナホジってられる感じでもなかったので、充実した内容の授業だったんだと思う。

そういう満足できる授業を、無料で受けられるなんて、これ以上の贅沢はないと思わないかい?

どんな先生だった?どんな人が授業を受けていた?

人によって職業訓練に対するイメージが悪かったのが、驚きだった。私はマイナスな印象は持っていなかったのだが、

  • 「先生が、古い知識しか持っていない。現在ではあまり実践的ではない内容」
  • 「給付金目当てで受講している人もいるので、モチベーションがが低い人がいる」
  • 「高齢者のパソコン教室みたい」

といった、マイナスな触れ込みを聞いていて、内心ドキドキしながら、入校日を迎えたという人もいたらしい。

結論、わたしがお世話になった「アジャストアカデミー」さんは、そんな心配はどこへやら。とても満足度の高い授業を提供してくれた。先生は、おそらく20代半ば〜後半の方だったが、一人でHTML、CSS、Photoshop、Illustrator、デザイン論など教えられるくらい知識と経験共に豊富。教科書の少し古い内容を見て、苦笑いしながら「最近はこっちがおすすめです」なんて教えてくれた。何より、Webが好き!デザインが好き!という気持ちが伝わってくる職人魂がチラ見えしてて、尊敬した。

同じクラスにいた人は、20代前半〜60代まで幅広かった。層としては、20代後半〜40代くらいが多かったように思う。ずっと接客業だった人、営業事務をしていた人、SEだった人、サイトの更新業務だけできる人などバックボーンはさまざま。開始時は30名ほどいたが、3ヶ月目に入って5名ほど離脱していたことに気がついた。それが就職という前向きな離脱なのか、そうではないのかはわからない。

最後の2週間の授業は実習が多くなり、質問タイムが設けられていた。その時間、どの人も熱心に質問をしていて、それを見て、「このクラスの人は、学ぶモチベーションが高いんだな〜」と思っていた。そういうグループの中に身を置けたことはとてもありがたい。

修了日には、一人ずつ受講した感想を数分で発表する時間が設けられたのだが、どの人も堂々と「受講して心から良かった」と後悔は1ミリも無い様子で言っていた。

わたしは運良くいい環境を選べたのだが、学校によっては最初に挙げたような、「教えられる知識が古め」「周りのモチベが低い」という心配があるかもしれない。失敗したくない人には、学校見学や事前調査は必要だろう。ぜひ見学に行った際は、「担当してくれる先生はどんな人か?」と経歴やキャリア、普段何仕事をしているのか聞いたり(講師業や経営だけだと、実務から離れている可能性あり)、生徒はどんな人が多いのか?や途中離脱する人は多いのか?など、実際に接する人の様子を質問するのも良さそうだと思った。

もっと〇〇すれば良かったと思うこと

充実の3ヶ月を過ごしたわけだが、もっとこうしておけばよかったと思うこともある。

友人をつくれば良かった

「いや、小学生かよ」そうツッコみたい衝動に駆られたかもしれない。わたしは特に内向的な性格が影響してか、毎回前の方の席に一人で座っていた。(陰キャ)
一言も喋らないで、学校から帰る日もあって、「別に、友達いなくても勉強できるし…」とひねくれ坊やみたいに思っていることもあった。(陰キャ)

ただ話し相手としてや、就活の情報収集源にさせていただく、というよりも、自分が不安に押しつぶされないためという目的だ。

最終月は特に焦りが出てくる。このままのスキルで就職できるのか?、周りのみんなが優秀に見えて、自分だけ置いていかれるのではないか?という不安だ。これは最後にわかったことだが、わたしだけでなくみんながそう感じていたらしい。中には、子育てや介護に時間を確保しなければならず、充分に勉強の時間が取れていない…という人もいて、心配はなおさらだったと思う。

そういった解消法として、自分や他人の不安を話したり聞き、共感し鼓舞し合うことが選択肢としてあったと思う。苦手なことや勉強方法なども一人で抱えるより、話しを聞くことで視野が広がっていたのではないか、と想像すると、もっと色んな人と親しくしておけば良かった!この不安に比べたら、「ねぇねぇ」と話しかける緊張なんて比べ物にならないくらい易しい!と涙が出る。

これはもしかしたら、大半の人が感じていたかもしれないことだ。最終日は、これまで全然話さなかった人に、トイレ待ち中に話しかけられたり、LINE交換が盛んにおこなわれていた。多くの人が、もったいないことをした、と思っていただろう。

もっと講師を頼れば良かった

副担任の先生とはfacebookでつながっており、メッセンジャーで質問をしていいということになっていた。わたしは、最初にサーバーアップするときに出たエラーの質問を1つしただけで、それ以外はほとんど使わなかった。これも最後の日にわかったことだが、質問しまくっていた人もいたらしい。

これは、わたしが質問することがないほど簡単な自主制作サイトを作っていたからなのか…他の方がググるのが苦手だったのか…反対にすごく高いレベルの勉強を進めていたかわからないので、一概に「質問するやつエライ!」とは思わないが、もっと気楽に質問をさせていただいても良かったと思う。

頑張った、やってよかったと思うこと

授業終わりの復習

わたしが家事育児介護、そして仕事もなく、勉強に熱中できたことが大きいが、1日2〜3時間ずつ、そして休日も復習の時間が持てたことは良かったと思う。(逆に時間がなかった人も、課題を仕上げていたのですごいと思う。)先程挙げた通りで、そもそも基本的な事を大量に覚えなければならない。記憶力に頼るのもいいが、自転車に乗るような感じで体に染み込ませる必要もある。1日少しでもいいから、操作したり、タグやコードを見たりは必須だ。

もっと時間があるなら、Web サイトを探して、デベロッパーツールで中身を覗いてみたりしてもいいし、デザインに関する本を手にとっても良いだろう。

『コーディングの強化書』に取り組む

これは以前に購入したことを記載した。見本を見て模写していく教材だ。大きな声は言えないが、実はまだ「1章」しか取り組んでいない…。それでも、わかりやすいclass名の付け方横並びのdisplay: flex;の使い方レスポンシブ時のflex解除marginやpaddingの上手な設定の仕方などの「感覚」がかなり得られた。もう一度言う。6章のうちの「1章」だけしか取り組んでいないのにだ。この体験をしてから、いつまでも勉強をしているのではなく、早く実践の場に出て、多くのプロの仕事を目の当たりする方が、圧倒的に成長しそうだと考えが変わった。今月(6月)中に終わらそう。

プロの「引き出し」を増やす HTML+CSSコーディングの強化書

授業中聞いたことはすべて「メモる」

意外だなと思ったことは、授業中にメモをせずに聞くだけの人がいること。確かに、聞いている時は、別に難しくもなくその場では理解できる。

でも、わたし含め多くの人は、聞いた内容は忘れてしまう。そして、口頭で聞くようなことは教科書には載っていないけど、実践で大事なヤーツなことが多い気がする。

例えば、IllustratorをPDF化するときの編集可否チェックボックスのこと、Web用、印刷用それぞれの設定など。当たり前すぎて教科書には書くまでもない事かもしれない。しかし、初心者は知らないのだ。黄色い帽子を被っているのが小学校1年生だとわかるように、初心者と一発でわかるようなミスはできるだけ避けたいのだ。

そうは言うものの、実は、メモした内容は忘れる。

でも「メモしたこと」自体は覚えている。なので、「あ、ここ注意したほうがいいかもポイントだ」と髪の毛が妖気を感じたときのように立てば、そのメモを見返せば良い。これは地味に大事なことだと思うし、わたしはこのメモで何度か自分を救っている。

卒業して1週間。何をしているか。

このまま一生勉強だけして生きていたい。それが本音で、今朝見た夢でも「いま幸せ!」と言っていたくらいだ。(わたしは夢含め、37年間こんなことを口にしたことがないタイプのポケモンだ)しかし、就職しないと、腐心して粘り強く指導してくれた先生方が浮かばれないし、就職率が下がれば学校の評価にも影響するだろう。何よりきちんと就職をすることが恩返しというものである。

ということで、現在絶賛「ポートフォリオ」制作中である。印刷用のものと、Web サイトの両方を作成していて、HTMLとCSSをVisual Studio Codeで、ロゴデータをIllustratorで、画像をPhotoshopで、とあちこち往復している。素材は予め用意すべし!は最重要事項だったので、右腿に彫っておいた。

2週目中には、履歴書と職務経歴書と一緒に完成させるのが目標だ。

他には、業界特化のエージェントや求人サイトに登録をして、簡単な面談を開始する。わたしは、クリーク・アンド・リバー社と、フェローズに登録した。

Photoshopにまだ苦手意識があるため、1日1バナーの作成を、mappyphotoさんのYou Tubeを参考におこなっている。文字入力、マスクをかけた操作、パスの操作、効果など、基本的なこともそうだし、さまざまなデザインがどんな機能で再現できるのか?という引き出しを増やす必要があるからだ。上のTiwtter投稿をしたスニーカーの影と光の部分も、最初はやり方がわからなかったので、練習を止めずに、地味でも一歩一歩進めていこうと思う。

最後に

気がついたら長くなってしまったが、最後までお読みいただきありがとうございます。大変そうだけど、行ってみようかなという気になっていただけたのではないだろうか。きちんと事前調査し自分に合う学校を見つけること、1日短時間でも良いから勉強すること、同じクラスの人に話しかけて仲間になること、これができれば充実した3ヶ月を過ごせると確信する。

わたしも、3ヶ月の学びをしっかり「もの」にできるようにしたい。


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