「無職」は夢だらけ

ひたすらよく寝る キャリア・転職

仕事をしないこと、へのイメージ

無職の人は、やることがなくて毎日退屈そう。
張り合いがない生活をするうちに、罪悪感が生まれそう。
人としてダメになりそう。そんなイメージをもっていた。

いざ無職になってみると、全然そんなことはない。
ゆとりはあるが、暇ではない。むしろ、忙しいのだ。

新年と共に

私の無職は、時短勤務から徐々にグラデーションをかけてはじまった。
具体的には、1日の数時間働く生活を3週間したあと、年末年始を迎える。正月休みが明け、みんなが眠たい顔をしながら仕事に向かう中、私の無職生活は本格的に始動する、といった具合だ。
今現在、無職2ヶ月目の新人である。

どんなことに忙しく過ごしているか、自慢ではないが、私の休日(毎日だけど)の過ごし方を挙げてみる。

まずは、人と会う事や外出の予定を詰め込んでみた。自分にとっては珍しいことだ。
最初の週は、元同僚との新年会が3回あった。
次の週は、人がそこそこ集まる新年会が1つ。それ以外は、一人カラオケ、美容クリニックでの施術、電車で片道1時間半のドッグカフェ遠征を実施。
3週目は、熊本〜佐賀〜長崎の九州旅行へ5日間行き、東京に帰ってきて、間髪入れずに翌日に中学の同級生と横浜で贅沢なホテルステイをした。
びっくりするくらい時間があっという間で、楽しさと比例してそれなりにお金も使った。

旅行から帰ってきてからは、このブログの開設や口座変更したNISAの手続きなどをしたり、美容院に行った後、友人をつかまえてカフェで長話をしたり。

当たり前だが、無職は太陽が美しく出ている時間も好きに使いたい放題なので、自転車を飛ばして、銭湯・サウナの新規開拓や、東京都現代美術館で3時間半作品を鑑賞することも難なくできる。

働かないことによる罪悪感?

そんなものはない。
本当にそんなに毎日遊んでばかりなのか?と不思議に思うかもしれないが、いや、本当に遊んでばかり。
1ミリの罪悪感もなく、自分の権利を堂々と行使している気持ちである。
いや、むしろ優越感に浸る日々である。

当初、この休み期間中は学びを止めてはならないと思い、「簿記三級」のテキストとオンライン講座を申し込んだ。そして、最初の2週間で自分で立てたスケジュールをきっちりやりきった。
その事を新年会で、一種の免罪符かのように話したところ、「こんな時くらい休みなよ…」と期待していた反応とは異なるリアクションを受けた。休み中の試験受験と合格は、自分との約束であり、それに対しての一寸のブレもない。だが、かっちりやらない時期をあえて作るのも、人生の経験としてあっても良いかもしれない。と心の中で叫びをあげた。そのため、無理にでもあと1週間は、勉強はしないことにしている。

やりがいを生み出す

忙しいと言えど、起床時間がゆっくりになっている。さらには、二度寝や昼寝はお手の物だ。
それでも堕落しないで過ごす事は、それを堕落と思わずに堂々とやることである。ちょっと詭弁っぽいが。
あとは、一日一個やることを作り、身なりを整えて外出することかもしれない。タスク一つだなんて言うと、マルチタスクをこなす人であれば、軽蔑の目を向けるかもしれない。だけれど、一つあればそれなりに時間管理に頭を使うので、その日1日が充実してくる。
例えば、メインタスクの他に、洗濯物を干すタイミング、買い物に行く時間、図書館に本を取りに行く時間、掃除をする時間など。ちょっとした用事を適切に消化するのは意外と難しかったりする。

こういったことで、私は今日も頑張ったと思える実績を作為的に生み出しているのである。

無職をやりたい、という人がまわりにいたら

もし今後私のまわりに仕事を辞めてしばらくフラフラしたいという人がいたら、「そんな時があっても、何かを失ったりすることはない。今まで頑張ったんだから、休めばいい」と、オススメ、するだろう。

半年前の自分は、全力反対派だった。なので、180度考えが転換したことに実は自分でも驚いている。
これまでは、貧乏たらしい、執着がましい性格のせいか、積み上げたものがなくなってしまうような恐怖感があった。でも、誰もそれを奪ったりしないし、勝手に壊れたりしない。いや、もしかしたら無くなったり、無くならないまでも劣化しているかもしれない。でもどうにかなるだろうという根拠のない自信を今は持っている。そんな風に気持ちを解放することができているのだ。

それは、親しい人からの「あなたがあなたであることには変わりない。働く気が湧いたら、また一緒に働こうね」という言葉があったからこそ。
この言葉が、「大丈夫でしょ。なんとなかなるべ」という自信の養分になった。
だから、わたしもそういう人がいたら、全力で受け止める派として今後は在りたいと思うのだ。

今やりたいこと

そんなわたしでも一旦今月中で無職が終わる。職業訓練のため3ヶ月通学することが決まったのだ。残りの20日間を充実して過ごすためのウィッシュリストを作ろうと思っているが、今すぐ書き込みたいことがひとつある。
それは、「3食デリバリーして、パジャマのままでなーんにもしない」だ。それはもう、なんの悪気もなく、専用のパジャマなんかも用意して、堂々と。

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