はじめに
わたしは、この春公共職業訓練に応募し、3ヶ月間の「Webデザイナー養成講座」を受けることになった。この記事では、公共職業訓練に合格後の授業開始までの準備(書類やパソコンの購入など)や、どんな人が受講する(合格する)のかが気になっている方の参考になればと幸いです。書類の準備などは、以下をご覧ください。
合格通知が届いたら
書類を提出する
受講開始の約3週間前に「入校許可証」が自宅に届く。ひとまず「おめでとう」のサインだ。この通知が届いたら、いくつかの書類を郵送で提出する必要があり、送らないと辞退したとみなされるので要注意。通学の際のルートなどを記載するので少々面倒。慌てるとミスりそうなので、早めに終えておくことをおすすめする。
合格決定後の求職活動は必要?
すでに雇用保険を受給している人で、失業認定を受けるには、「前回の認定日から2回以上の求職活動が必要なのでは?」と気になっている人もいるだろう。わたしも同じく気になった人だ。
前回認定日〜公共職業訓練の入校式までの、求職活動は2回以上必要なのかな?#ハローワーク と電話が入れ違いで未解決#雇用保険給付 の疑問
— こきみよい日々 (@kuromaru5561) February 27, 2023
わたしは、①前回認定日→②合格通知→③入校式→④次回の認定日というスケジュールだったので、①前回の認定日〜③入校式の間の求職活動について、入校日の直前に慌ててハローワークへ確認した。すると、「不要」、つまり0回でOKとの回答をもらった。正直なところ「6月以降にしか働けない人を採用してくれる企業は少ないのでは?」とたかをくくり、あまり活動していなかったので安堵した。
勉学に向けた準備に集中する期間として良い、ということだろう。
パソコンを準備する
わたしは、オンラインの講座を受けるので、当然パソコンとインターネット環境が必要になる。もちろん3年近くリモートワークをしているので、ネット環境は整っている。(夏にNURO光に切り替え済み。)
パソコンも持っているのだが、すでに発売から6年経過しており、Webデザインに必要なアプリケーションをスムーズに動かすには推奨されていない環境だったので、この機会に買い換えることにした。
まずは、WindowsにするかMacにするかが問題だ。学校の先生からは、「実際のWeb制作会社で使われているのはWindows」と聞くし、実際の講義もWindows画面で行われるので、何かとWindowsのほうが良さそうだ。
しかしわたしは、ここ8年Mac OSを利用しているため、このタイミングでWindowsに切り替えるのは操作に慣れるまでのコスパが悪いことや、Windowsは種類が多すぎて選べない、という理由でMacにした。Windowsのほうが安価なイメージがあるが、Webデザインに必要なスペックのPCを買おうとすると、価格差はほぼなかった。(クラスが始まってから分かったことだが、受講者の4割はMacだった。先生の反応は「Macユーザー多いな」って感じだが、まぁ問題なさそう。)
Macの種類でも悩んだ。スペック的には「Pro」一択なのだが、知り合いが「Air」でガシガシ動画編集できている様子も知っているので、少し悩んだ。
結果としては、2021年モデルのM1Proを購入した。先月(2023年2月)発売されたばかりのMacbook pro(M2pro)も悩んだが、いくつかのYoutubeの解説を見て、副業で使うくらいの人には少々オーバースペックとのことだったので、やめた。
M1Proの購入方法は、Appleの公式サイトだと「整備済品」がある。(春の時期なら学生割引があるので、新モデルが欲しい場合は公式サイトでも良さそう。)
わたしは、ヤマダ電機のオンラインサイト「ヤマダウェブコム」で購入した。5%のポイントが貯まり、さらに「カートインすると値引き」というキャンペーンで、25,000円安くなった。さらに、ハピタスを経由してポイントを貯め、PayPay決済にしてポイントを貯め、貪欲に貯め貯めばばあと化し、ポイント総計15,000円以上貯まった。そんなに面倒でないので、大きな買い物をするときこそおすすめ。
ちなみに、Windowsは選びきれなかった…と言ったが、実際にヤマダ電機のお店にも行き、CPUやメモリの話、最新のマシンの傾向など色々と聞いた。これによりパソコンに対する解像度が上がり、Macの他、気になるWindows端末を3つまでに絞り、結果そこからMacに決めた。色々と深く検討して末の選択なので、満足している。わからないことは人に聞くのが一番早い。
余談:古いパソコンはメルカリへ
では、古いMacbook proをどうしたか?というと、メルカリで半日もしないうちに売れたのだ。「捨てる神あれば、拾う神あり」とはまさにこのこと。
年代やメモリにもよるのだが、ネットで買取サイトを見たところ、わたしの古いパソコンも対象になり2万円前後の値がついていたので、「ワンチャンメルカリでいけるかも?」と試しに出品してみた。家で眠らせておくより、はるかに有効だと思うので、気になる方はぜひ調べて見ると良さそう。
入校式当日は、ハローワークへ
さて、入校式当日。きっちり時間を守り集合場所に向かうのはしばらくやっていなかったので、少し緊張したが問題なく行けた。わたしはオンライン受講といえど、全部ではなく3割ほどは学校へ行くので、入校式も登校する。同じ教室で学ぶ同期たちと顔を合わせる貴重な機会だ。
「初日だし、入校式だし、1時間くらいで終わるかな?」とのんきに考えていたら、通所・受講ルールや学校のローカルルール、校長先生からの話などあり、午前中いっぱいかかった。書類などの記入や確認もあるので、筆記用具(できれば鉛筆と消しゴム)と印鑑は忘れずに。あ、あとテキストを購入する場合はその代金もおつりなく持っていくこと。
このあとは、学校から受け取った書類をハローワークへ提出しにいく必要がある。以前、職業訓練の応募した際に、「入校式のあとはお昼を食べずにすぐに来たほうがいいです。混むので、すごく待ちます。」と言われていた。届いた案内文書にも1時間半〜3時間待つとカッコ書きでやや強調して書かれていたので、覚悟していた。しかし、教え通りにハローワークへ直行したところ、なんと待ち時間15分ですべての手続きを終えられた。毎月1日は、こうしてほうぼうで入校式を終えた人がなだれ込むので、急いでいった方が良いかも知れない。
ちなみに雇用保険の給付は、前回の認定日〜入校式当日までの日当額が、1週間以内に振り込まれるとのこと。学校に入ったら、振り込みは4月に遅延するのか?と心配になっていたので、すぐ振り込んでいただけるのは大変ありがたい。
入校2日目
入校2日目も登校だった。早速ご家庭の事情で遅刻している方もいたが、フル出席が大前提であるものの、80%以上受講できていればルールとしてはOKだ。
同期は全員で30名。女性が28名と非常に比率が高い。Webデザインのクラスだからなのか…?
最初にひとりずつ自己紹介の時間があった。「経歴とこの授業で学びたいこと」をそれぞれ数分程度まとめて話す。
経歴を聞くと、営業だった人、ヨガやエステで開業していた人、接客業をやっていた人、事務や経理職だった人、Webサイトの更新担当やSEだった人など、本当に様々だった。どんな職業でもWeb上でのマーケティングやSNS運営による集客の必要性や時代の流れの変化を感じて、というのは志望動機として共通していたことだった。
大人になると、こうやって全く異なるバックボーンの人と知り合う機会はぱったりとなくなるので、興味深い。
また皆さんのスピーチを聞くと、とても元気が出る。バックボーンや、新しい一歩を踏み出そうと決意した経緯、これから目指すことは聞くのは楽しいし、未来への期待という前向きな気持ちが込められていて、非常にモチベートされる。こういうのを聞くのがもともと好きなんだな、と改めて自覚した。
2日目はほとんどPCには触らず、講義全体やアプリケーションの概観をざっくり学んだ。
いよいよ本格開始の3日目
昨日までを助走期間としたら、3日目からは本番というところだろう。実際にパソコンを触っていく。サーバー、HTML、CSSといった概念を知るところからスタート。
午後の講義では、実際にコードを打って、反映される画面を確認できるVisual Studio Codeを触っていく。触ると言っても、ダウンロードできているかどうかや、細かい設定をみんなで合わせる作業がほとんどだった。
わたしはそれなりに普段からPC操作をしているので、この日の内容は特に難しくなかった。しかしあまり慣れていない人は、先生から発せられる様々な用語に混乱し、ダウンロードファイルが無いとか、慌てて消してしまって再起動できないとかで度々授業が止まった。多分これで良いのだろうけど、受講生の間にもスキルの差が結構あるのかなと思った。なので、あまりPC操作に慣れていない人が挑戦するには良い環境なのかもしれない。
そのくらいのスタート地点の人でも、最後にはサイト制作ができるようになると思うと、とても勇気になる。
自分はそこにあぐらをかかずに、同じ時間を過ごすとしてもより多く学び、実践していこうと思った。
貪欲に学ぶには、基本だけどまずはメモ。テストはないので、「ここ出るぞ〜」とか、暗記する必要は無いけれど、メモは聞いたことを理解し要約する作業。なので頭に入りやすい気がする。それ以外では、メモしておいた中で気になったことを質問したり、当日中期限の宿題にして自分で調べてみたりしようと思う。
3ヶ月という短い間でもしっかりものにして、投資した時間とパソコン代を回収していけるように学んでいこうと思う。
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