はじめに
飲み始めたものの、これからどんなことがあるのか?飲み方の説明は聞いたけど、リアルなところはわからない。理解するには、とりあえず経験するしか他ならなかった。
そこで、この記事を読んだ人が、低用量ピル服用と休薬中の現象や過ごし方などの疑似体験ができればと思う。親しい友人に聞くような感じで知ってもらえると良いな。
休薬したら、いつ出血するのだろう?
初めて休薬をする際に、とても気になったことだ。来るタイミングは大体4日のうちのいつかに絞られている状況なのだが、そこにあぐらをかいて準備しないままでいても、良くないし、そもそも嫌だ。生理はもう何十年も経験しているのに、いつもと勝手が違うためか、なぜかドキドキした。
低用量ピルは毎日同じ時間に服用するのだが、わたしは夜に飲んでいる。今回は、それをストップして3日目の午前中にやつの気配が。初回の休薬時は、休薬4日目の午前中だったが、今回は薬が体に馴染んで安定してきたタイミングなので、今後は3日目に来る感じなのかなと踏んだ。
正確にいうと、休薬後およそ36時間で消退出血が始まる。そもそも、飲み忘れは24時間以内に飲めばOK、それを過ぎても翌日分と一緒に飲んだらOKなので、いつもの服用時間を2回過ぎたらやってくる、ということだ。考えてみれば当たり前だけれど。
どのくらいの出血がある?
最初はおりものシートくらいで乗り切れるかな?と思っていたが、それだと一番多い日はちょっと厳しいかもというのが現時点での感想。(これは個人よって違うと思うけれど。)
気配を感じた初日は、準備期間という感じで茶色いものがうすら出ていて、本格的なのは翌日からだった。2日目は吸水ショーツで過ごし、一番多そうな気がした3日目はナプキン、4日目にはまた吸水ショーツ、5日目におりものシートというルーティンで過ごした。休薬による出血は、消退出血という通常の生理とは違うため、3日目以外はそこまで出血せずず、3日目の量も普段の「多い日」と比べて全然少なかった。
PMSや生理痛などのだるさはゼロ
生理前の眠さや食欲が止まらないといったPMS現象、お腹や腰の鈍痛やダルさ、眠気はまったくなく、これまで悩んでいた肌荒れもなかった。(現在は絶賛花粉による肌荒れ治療中で、ごま油を塗ったりしています。詳細はこちら)
あまりにもストレスがなかったので、生理って楽勝じゃん。と人生で初めて思った。
吸水ショーツの扱い
今回人生で初めて吸水ショーツにトライしてみた。布ナプキンも月経カップも未経験、紙ナプキン一筋だったので、「どんなもんじゃい、かかってこいや〜」という威勢の良い気持ちと、「すごい良かったらどうしよう、もっと早く使っていれば」と過去の自分に責めることにならないかという変な心配をしていた。
結論から言うと、「大丈夫。結構いい感じ」だ。
吸水ショーツは、吸水量の目安があるので、何がなんでも一日中履いていてOKというわけではない。それでも、このくらいの時間はもつんだという目安が分かって安心した、というのが1巡目の感想だ。
初日の入浴後に吸水ショーツに履き替えて、2日目の夕方前まで履いていた。初めてで多少の心配もあったので、一旦通常のナプキンに戻した。3日目はナプキンで過ごし、4日目の朝から吸水ショーツで一日過ごしたのだ。
トイレに行って下着を上げる際に、少しヒンヤリとする感触はするような気もするが、そこまで気にならない。吸水しきっていない新しい経血は、ティッシュでさっと拭うことで、ヒンヤリ問題もそれ以上不快にはならかった。
心配なのは洗い方だった。しかし、これはあっけないほど簡単だった。入浴の際に一緒に浴室へ持っていき、まず冷たい水でゆすぐ。水で洗うのは、30℃以上だと血液のタンパク質が固まってしまうからだ。これが「寒い」というのが、少し嫌なポイントだけれど、それ以外に嫌なことは特になかった。おどろおどろしい色の液体が出てくることもなく、2〜30秒すすいだら、水に浸けておく。
今回2枚のショーツを使用し、1枚はオキシ洗剤も投入してみたが、特に違いは感じなかった。それよりも、すぐに洗濯機にかけるほうが効果がありそうだ。というのも、1枚目は雨降りですぐに洗濯できず、2枚目と同じタイミングで洗ったのだが、乾燥を終えてみると1枚目にはちょっとシミっぽいものがあった。もしかしたら、お湯で洗ってしまったのが問題なのかもしれないが、2枚にはそのような違いがあった。しかしニオイなどはまったくしなかった。
使った吸水ショーツ
今回は、ユニクロのエアリズム吸水サニタリーショーツ(ライト・ヒップハンガー)を使用してみた。エアリズムは薄手で、ツルツルサラサラの履き心地が良い。そしてお値段が1,500円なのもうれしい。ちなみに、2枚は別々のタイミングで買ったのだが、最初に買った時は1,290円だった。(もっと安い)
品質に問題はなかったが、色は黒以外がおすすめかも知れない。なぜなら、洗う際に表と裏が分かりにくいからだ。わたしみたいにせっかちではなく、丁寧な人なら好きな色を選んでも問題ないだろう。焦って、筋の悪いところをずっと洗っていては意味がないので、そういう愚かなミスを犯すリスクを低減されたい方は、ぜひ参考にしていただければと思う。
次月への抱負
次回も今回と同じように過ごそうかなと思える良いルーティンを見つけられた。生理のときの負担というのは、体の不調の他に、トイレであのナプキンを交換するアクションや血を見ることもストレス一つなのではないかと感じている。それが、吸水ショーツによってそれが軽減されるのは大きなメリットである。
次回以降について発展的なことを考えるならば、今回の3日目のような「多い日」には、より吸水量が多いショーツに挑戦してみてもいいかなと思っている。その一方で、紙ナプキンが経血で濡れると冷えピタをしている感じになり体が冷えるとか、体温の温度で経血の雑菌が繁殖しやすい、という話を以前に耳にしたこともあるため、「1日中履いても漏れない!」ということを目指すのは、逆に健康的でない気もしている。
無理に一本化するのではなく、それぞれのイイトコドリをして、自分に合ったスタイルを見つけられたらいいな。
(防災の観点で、月経カップも体験したほうが良いかななんて思ったりもしているので、機会があればチャレンジしてみようっと)